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このギター演奏グループは、1980年に作られました。メンバーは当教室の基本課程を終了し一定の演奏レベルに達したと認められた門下生を対象に選ばれています。メンバーの顔ぶれや人数は毎年少しずつ変化しながら今日まで来ています。その目的は、演奏会を通し地元である郡山市を中心にギター音楽を地域文化に浸透させることにありました。しかし今では回を重ねるにつれ、演奏レベルの向上と優秀なギタリストの育成にも重要な役割を持つようになりました。その成果はこのメンバーから多くのコンクール入賞者を輩出していることからもお分かりいただけると思います。現在は毎年9月に行なわれる定期演奏会もすっかり定着し、心待ちにしているファンも多くなりました。これからも優秀な若手ギタリストの登場とそれにまけじと情熱を燃やす大人の演奏を送り続けたいと思っています、これからも皆さんの応援を宜しくお願いいたします。 |
第44回
ギタリスタス‘あだたらギター演奏会
終了報告
第44回ギタリスタスあだたらギター演奏会が9月15日(日)郡山市のミューカルがくと館中ホールで行われました。今回は久しぶりに脇坂真弘君が加わり6人のメンバーによる独奏と、2重奏、そして例年通り最後に全員による合奏で締めくくられました。独奏では、脇坂真弘君と川名徹君が埼玉ギターコンクールに参加するためそこで演奏する課題曲と自由曲を演奏し、2人の真剣な演奏が繰り広げられました。林文子さんはテデスコ作曲の難曲「悪魔の奇想曲」を演奏、まだ未完成で粗削りな点はありましたが、積極的なアプローチはこれからの成長を期待させる演奏でした。山岡祐子さんの演奏したE.サティーの「3つのグノシエンヌ」は小節線がなく・恋人同士が会話しているような不思議な音楽でしたがそれをよく表現していました。小林政貴君の演奏したピアソラの「ブエノスアイレスの冬」はしっとりとした音楽でありながら重厚な表現や、エネルギッシュな聴かせ所など良くとらえた味わい深い演奏でした。今回もゲスト出演してくれた渡邊華さんはバッハのリュート組曲第3番より4曲を演奏したが、どの曲も手の内に入った、完成度の高い演奏を聴かせてくれました。演奏会の最後は全員の演奏でチャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」から《行進曲》と《こんぺいとうの踊り》2曲を鮮やかに演奏し会場を沸かせ、演奏会を見事めくくりました |
当日ご来場下さいました皆さんに心から御礼申し上げます 以下は演奏会の写真です |
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過去の演奏会の記録 |
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2014年(34回) | 2015年(35回) |