このギター演奏グループは、1980年に作られました。メンバーは当教室の基本課程を終了し一定の演奏レベルに達したと認められた門下生を対象に選ばれています。メンバーの顔ぶれや人数は毎年少しずつ変化しながら今日まで来ています。その目的は、演奏会を通し地元である郡山市を中心にギター音楽を地域文化に浸透させることにありました。しかし今では回を重ねるにつれ、演奏レベルの向上と優秀なギタリストの育成にも重要な役割を持つようになりました。その成果はこのメンバーから多くのコンクール入賞者を輩出していることからもお分かりいただけると思います。現在は毎年9月に行なわれる定期演奏会もすっかり定着し、心待ちにしているファンも多くなりました。これからも優秀な若手ギタリストの登場とそれにまけじと情熱を燃やす大人の演奏を送り続けたいと思っています、これからも皆さんの応援を宜しくお願いいたします。


35回「ギタリスタス‘あだたら’」ギター演奏会終了報告

2015927
郡山市ミューカルがくと館中ホール

 927日、「ミューカルがくと館中ホール」において「第35回ギタリスタスあだたらギター演奏会」が行われました。昨年の小ホールから、今年は中ホールに変えてのコンサートでしたが、このホールは元々プラネタリュームであり、とても響きが良くギター演奏に適したホールでした。
(設備やステージの見栄えは問題がありますが・・・)
今年は出演者が4人という少数でしたが、独奏ではそれぞれの作品を音楽的に適切に捉え、高いレベルでの表現をしてくれました。他にギターデュオ、ギタートリオ、が演奏されこれも素晴らしい演奏で楽しめました。更に
県立医大で森湧平くんの後輩で、福島市オーケストラのコンサートマスターでもあるヴァイオリン奏者の大槻瑠志亜さんとデュオで、ピアソラの「タンゴの歴史」が演奏されましたが、さすがに迫力があり圧巻でした。プログラムの最後には4人全員によるブロウエルの「雨のあるキューバの風景」が演奏されました。この作品は現代曲ではありますが、雨の降る様を情景音楽として表現したもので、初めて聴く人にも新しいギターの可能性を感じ取って頂けた演奏だったと思います。そして大きな拍手に応え、アンコールにビゼーの「小さな木の実」が演奏され、バラエティーに富んだ大変充実したコンサートが終了しました。
忙しい中、御来場下さいました多くの皆さんに心より御礼申し上げます。

演奏者&プログラムはこちら


35回ギタリスタス“あだたら”出演者

 



出演者

Photo by S.Yamaoka


小林政貴


あだたらギターアンサンブル


渡邊 華


山岡祐子


スタッフ全員と



渡邊 華&山岡祐子


森 湧平


大槻瑠志亜[Vn.]&森 湧平[Gut.]


政貴&華&祐子


終演後の反省会?




 

過去の演奏会の記録

2002年(22回)

2003年(23回)

2004年(24回)

2005年(25回)

2006年(26回)

2007年(27回)

2008年(28回)

2009年(29回)

2010年(30回)

2011年(31回)

2012年(32回)

2013年(33回) 2014年(34回)