「第44回ギタリスタスあだたらギター演奏会」が9月15日(日)郡山市のミューカルがくと館中ホールで行われます。
山岡祐子&小林政貴は「ギターデュオ紡ぎ」や「ドゥノールギターアンサンブル」のメンバーとしても郡山市を中心として東京、横浜、福島市、新潟市等、各地で演奏をし高い評価を得ています。独奏では山岡が演奏するピアノ曲で有名な、E.サティー作曲の「3つのグノシエンヌ」をギターヴァージョンで演奏します。また小林の演奏するA.ピアソラの名曲「ブエノスアイレスの冬」は聴きもの。また昨年のジュニアギターコンクールで3位入賞を果たした林文子は今春、東北大学に見事合格し、伝統ある同大学のギター部にも入部し、新天地仙台市で学業とギターの研鑽に励んでいます。今回演奏するのはM.C.テデスコの大曲「悪魔の奇想曲」。この曲はヴァイオリンの鬼才として有名なN.パガニーニの「24の奇想曲」を模倣した、約10分ほどかかる極めて演奏至難な作品ですが、どのような演奏をするか楽しみです。しばらくぶりに参加する脇坂真弘は昨年9月に行われた第30回埼玉ギターコンクールに見事6位入賞。今年も昨年を上回る入賞を目指し、第31回埼玉ギターコンクールに参加します。自由曲で演奏するA.バリオスの大聖堂よりⅠ・Ⅲはコンクールの自由曲でよく取り上げられますが、特にⅢ楽章は難しく、見事に弾き切れば良い結果が付いてくるでしょう。また川名徹も同コンクールに初挑戦すべく猛練習中で、自由曲にはH.ヴィラ・ロボスの前奏曲No.1を演奏します。この曲も良く演奏されますが、チェロをを模倣した低音のメロディーが美しいです。2人の真剣な演奏に期待しましょう。なお今年の埼玉ギターコンクールは9月22日に埼玉県浦和市で行行われます。そして今年も特別ゲストとして渡邊華が参加します。彼女は東京を中心に地元福島県内でのコンサートも多く行っています。昨年10月に東京の浅草にあるミレニアムホールで行われた創立50周年記念スペインギター音楽コンクールでも見事、本選出場果たし入賞しました。彼女が演奏するJ.S.バッハのリュート組曲第3番からの4曲は本当に楽しみです。演奏会の最後は全員でチャイコフスキー作曲のバレエ音楽《くるみ割り人形》から行進曲とこんぺいとうの踊りを演奏します。ご期待ください。 |