第27回ギタリスタス‘あだたら’ギター演奏会終了報告

昨年に続き4度目の「まほらホ−ル」での演奏会となりました。今回は南米、スペイン、イタリアとラテン系の音楽を中心としたプログラムとなり、一段と熱の入った演奏が繰り広げられました。最後には7人全員でショスタコービッチの「交響曲第5番第2楽章」を鮮やかに演奏し終了しました。出演者それぞれ個性豊かな曲を演奏が印象に残る演奏会でした。

演奏者&プログラムはこちら

コンサートのコメントです ---by nabe--
 常盤秀夫/デ・ラ・ルンバ・ソン(E.マルティン)。集中力が素晴らしく、複雑なシンコペーションのリズムを鮮やかに表現していた。山岡祐子/愛のワルツ(U.ノイマン)、アルフォンシーナと海(A.ラミレス)。初出場で緊張もあったろうが、終止落ち着きがあり繊細な表現力が光っていた。富塚康晴/メヌエットop.11-No.5・No.6(F.ソル)、主題と変奏〜大ソナタイ長調より〜(N.パガニーニ)。やや荒削りで、演奏が大ざっぱに聴こえたが、反面、音楽の楽しさを味わう事が出来た。脇坂真弘/マジョルカ・セビリア(I.アルベニス)。出だしはやや不安定だったが、弾き進むに連れて曲の持ち味をうまく表現していた。高瀬直之/あるタンゲーロの死に寄せる哀歌(M.プホール)。圧倒的な集中力とパフォーマンスでタンゴの世界を上手に表現していた。森湧平/南のソナチネ(M.ポンセ)。パワフルでありながら伸びやかで美しい音が魅力。曲の構成力も充分。鈴木洋平/ソナタ(J.トゥリーナ)。優れた技術を持ち、大胆な中にも繊細な表現が息づいている。感動的な演奏だった。山岡祐子&高瀬直之/パレルモ(M.プホール)。エル・チョクロ(A.ビジョルド)。遊び心があり、洒落た雰囲気をうまく表現していた。息のあったデュオ。出演者全員/交響曲第5番「革命」より第2楽章 (D.ショスタコービッチ〜渡辺宏幸編曲)。ユーモアと叙情性に富んだ楽しい合奏だった。ギター音楽にはない魅力があり、このような曲を取り上げた意義は大きい。編曲も良かった


交響曲第5番「革命」より第2楽章 (D.ショスタコービッチ〜渡辺宏幸編曲)
の演奏がYou Tubeで見る事が出来ます。

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コンサートの写真撮影 (photo by S.Yamaoka)

全員でショスタコービッチの交響曲第5番2楽章の演奏

ギターの豊かな響きが会場一杯に広がる

山岡&高瀬の「タンゴ」は洒落た味わいをいかんなく発揮!!
聴衆もタンゴの楽しさを十分に堪能した。

楽屋にギタリスト吉田修氏が仙台から駆け付けてくれました。
ありがとうございました。そこで皆と記念のスナップ。

楽屋では熱心に練習する人もいれば、余裕で、
携帯を見る人・・演奏前は結構性格が出ます。

出演者の記念写真

Yamaoka さんの御好意で「ニコンオンラインアルバム」でも公開しております。コンサートの素敵な写真集ですぜひ御覧下さい。尚、御覧になる場合パスワードが必要です。そこには「adatara」と入力して下さい。