第27回ギタリスタス‘あだたら’ギター演奏会
2007年9月16日(日)三春交流館「まほら」 13:30開場 14:00開演
出演者と演奏曲目(Photo by S.Yamaoka) De la runba son〜デ・ラ・ルンバ・ソン〜(E.マルティン)常盤秀夫 ギタリスト大萩康司さんがCD「ラ・ハバナ」の中で演奏している作品です。キューバ独特のソンのリズムにのったトロピカルな演奏が期待出来そうです。 愛のワルツ(U.ノイマン)
アルフォンシーナと海(A.ラミレス〜J.ルイス・ゴンサレス編)
山岡祐子 期待の女性ギタリストがデビューします。大学時代よりギターアンサンブルの経験が豊富で、今回はソロをはじめ、高瀬さんとのでデュオ、全員でのアンサンブルと大活躍してくれます。優れたアンサンブルのセンスとソロでの感性豊かな演奏をぜひお楽しみ下さい。 あるタンゲーロの死に寄せる哀歌(M.プホール)高瀬直之 昨年に続きタンゴの作品を演奏します。ピアソラを追悼したこの作品をどんな演奏で感動させてくれるか期待が高まります。また、山岡さんと息のあったデュオは当日の聴きものの一つといえるでしょう。そしていつも楽しませてくれるプログラムの一言は昨年の古典落語からどんな話に展開するか?興味深々・・・です。 2つのメヌエット(F.ソル)
大ソナタ イ長調より第3楽章「アンダンティーノヴァリアート」(N.パガニーニ)
富塚康晴 ただ一人?真正面から古典音楽に挑戦します。忙しい仕事の合間の練習ですが、ギターへの情熱はピカイチ。その情熱がどんな形で演奏に表れるか聴きものです。 パレルモ(M.プホール)
エル・チョクロ(A.ビジョルド)
山岡&高瀬 2つともやはりタンゴの作品。息のあった演奏はもちろん、洒落た味わいも聴きもの、聴衆を大いに楽しませてくれるでしょう。 マジョルカ(I.アルベニス)
セビリア(I.アルベニス)
脇坂真弘 昨年に続きスペインの音楽に挑戦。マジョルカの抒情的な旋律。セビリアの湧き出る様なリズムを彼独自の音楽性で聴衆を魅了する事でしょう。 南のソナチネ(M.ポンセ)森 湧平 今年から安積高校1年生、昨年の第32回GLC学生ギターコンクール中学生の部において第3位、昨年の2位に続きの連続入賞です。高校での部活動(陸上の短距離)でも活躍中。かなりハードな生活の中での練習になっていますがそれを乗り越えて、持ち前の美音とテクニックでどんなポンセを聴かせてくれるかやはり楽しみです。 ソナタ(J.トゥリーナ)鈴木洋平 一昨年の「スペインギター音楽コンクール」で第4位。昨年は同コンクールで見事第2位入賞を果たし、新たな成長を見せてくれました。今年は大学を卒業し、新たな目標に向って再出発です。当日の演奏はそのチャレンジの第一歩。彼の得意とするスペインの作曲家ホアキン・トゥリーナの「ソナタ」をどんな演奏で表現するかぜひ御期待下さい。 交響曲第5番「革命」より 第2楽章 アレグレット(D.ショスタコービッチ)全員による
アンサンブルロシアの作曲家、ショスタコービッチは1906年生まれですから昨年が生誕100年。しかしながら、神童モーツァルトの生誕250年と重なりに日本ではあまり話題になりませんでした(一部のショスタコファンは当然話題でしたが・・)。そんな分けと言う訳ではありませんが、今回は1年遅れながら、昨年のモーツァルトに次いでショスタコービッチを取り上げました。この作品は彼の代表作、交響曲第5番「革命」の第2楽章ですが、曲は決して難解なものではありません。共産主義という抑制された時代にありながら自己を見失わない音楽は現在世界的に評価されています。ギター音楽にはない叙情性とユーモアのある音楽をぜひお聴き下さい。