第20回日本ギター重奏コンクール結果報告

ギターデュオpi-ma(ぴま)
〜山岡祐子&高瀬直之〜

が見事第2位を受賞をしました!
あわせてフリーバーズ・ベストデュオ賞も受賞!

日本ギター重奏コンクールで熱演する〜ギターデュオpi-ma(ぴま)〜

第二位の表彰状を受取るところ

表彰式直後、の山岡祐子さんと高瀬直之さん

まだ実感がないような・・・。この赤いギターケース
はどちらが・・ってやはり山岡さんでしょうねー

入賞者と審査員との記念写真

コンクールレポート (渡辺)

 2008年6月7日(土) 練馬文化センター小ホールで行なわれた「第20回日本ギター重奏コンクール」に初めて参加した「ギターデュオpi-ma(ぴま)」〜山岡祐子&高瀬直之〜が大激戦の中、見事に第2位入賞という快挙を成し遂げ、あわせて優秀な二重奏に授与される「フリーバーズ・ベストデュオ賞」(賞金2万円)も獲得しました。今年20回目という記念すべきコンクールには11のグループが出場し、それぞれのグループの個性が発揮された素晴らしいコンクールでした。「ぴま」は演奏順が一番最後というプレッシャーのかかる順番でしたが、ステージに現れた瞬間から落ち着きがあり、良い演奏をする予感を感じる事が出来ました。演奏曲はまず、ヴィラ・ロボスの「ブラジル風バッハNo.5」。冒頭の高瀬さんの弾く序奏の後、山岡さんの最初のDoのメロディーが美しい響きを持ってホールに響き渡りました。それからは二人の繊細で官能的な音楽の世界が繰り広げられ、審査員のみならず多くの聴衆の心をひきつけました。2曲目は僅かな静寂のあと一転、華麗なスカルラッティの「ソナタL.447」。スピードと躍動感、さらにスカルラッティならではの連続トリルを鮮やかに演奏し、この曲の持ち味を良くひき出していました。演奏後、会場からのひときわ大きな拍手は演奏の素晴らしさを物語っていたと言って良いでしょう。

コンクール全体としては、特に最後の3グループの演奏レベルが高く、9番目に演奏し第1位を獲得した「斉藤惟吹・佐藤剛明のデュオ」はM.C.テデスコの難曲「カノン風ソナチネ」を安定したテクニックで披露。単に技術だけではなく楽曲に対する思慮の深さを感じさせる演奏が印象的でした。音大出身という彼らのプロとしての今後の活躍に期待したいと思います。10番目に演奏した第3位の「HANE Guitar Quartet」のメンバーは、ほとんど国内のギターコンクール入賞者。それを裏付けるように高い技術に支えられた一糸乱れぬ見事なチャイコフスキーの「小序曲/花のワルツ」でした。その中で第2位を獲得した「ぴま」の演奏は聴衆を魅了する高い表現力が評価されたと言えるでしょう。ギターデュオ「ぴま」のこのコンクールに向けての努力と情熱に敬意を表すると共に、山岡さん高瀬さんの御家族、応援してくれた多くの仲間達に心から感謝を申し上げたいと思います。

コンクールの詳細については日本ギター合奏連盟HPのこちらを御覧下さい


重奏コンクールスナップ  〜photo by S.Yamaoka〜

山岡さんのご主人と娘さんと共に
このお二人の協力がなければこの賞はなかったでしょうね。
素敵な笑顔です。

ホールの入口で応援団と一緒に記念撮影
多くの仲間の応援も力になった事は言うまでもありません。


Yamaokaさんの御好意でニコンオンラインアルバムでもこの日の
模様を写真で見る事が出来ます。パスワードは〜0607〜です。

入口